◉館内紹介◉ 写真をクリックしていただくと、画像が拡大されます。


「表玄関」
石塀は宮崎市近郊の清武町黒北産出の火成岩を使用しています。

「石階段」
入り口から石階段をつたって主玄関へ。

「主玄関」

「芳林(ほうりん)」
板敷の部屋です。
多種類の銘木を贅沢に使い、その香りが、あまりに芳しかったのが名前の由来です。
お足が楽な掘りごたつになっています

「西の庭」
金鈴、竜頷のお部屋に面しています。

DSC_2749「河伯(かはく)」
本席に4畳台目(よじょうだいめ)の鞘(さや)の間がついています。
真行草の”行(ぎょう)”の座敷になります。きっちりとした格の高いお席です。

DSC_2735「山祇(さんき)」
河伯と同じ広さですが、こちらは”草(そう)”の座敷。
床の構成、柱や天井の素材などから、華やかな印象を受けます。
河伯と同じく4畳台目の鞘の間が添います。

「山水(さんすい)」
山祇・河伯の襖をはずし、山水となります。当店で一番広いお席です。
通常、机を配置いたしますが、写真のような高坏膳(たかつきぜん)での御食事も可能です。
最大45名様まで御利用できます。

「金鈴(きんれい)」
踏込を入れて、12畳の座敷です。
お部屋からの眺めがよいのが特長です。

「竜頷(りょうがん)」
テーブル席ですが、御部屋の雰囲気は和風のままで。
最大10名様まで御利用になれます。

「北玄関」
咄庵専用の玄関です。

「咄庵(とつあん)」
当館の一番北側にある、離れのお茶室です。
4畳半台目(よじょうはんだいめ)に3畳の鞘の間付き。
広間の機能と、小間の落ち着きを持っています。
にじり口、貴人口、そして隣りに3畳の水屋を備えています。

「駐車場」
入り口に向かって左側に駐車場(約7台駐車可能・無料)がございます。
恐れ入りますが、御利用の際は、あらかじめお知らせください。

7月の料理から  おこぜの造り

 お二人分です。

5月の料理から  鎧蛸(よろいだこ)

 宮崎では5月から真蛸が旬になります。庖丁で皮を剥いだ真蛸の足に細かく庖丁目を入れ、中温で湯通しすると、ちょうどよい歯応えになります。オクラ叩き、チリ酢を添えて。

8月 先付 夏野菜の煮凝り 雲丹餡

8月の料理から  真名鰹の南蛮焼き 山桃 柚餅子

 一般に冬が旬とされる真名鰹も、九州では夏に揚がります。幽庵地に白ネギや鷹の爪を入れ、南蛮焼きをしました。山桃と柚餅子を添えて。

8月 御飯(白御飯 宮崎牛)と止め椀(おこぜの赤出汁) 

8月の料理から  日向南瓜のきんとん

 料理の最後にお出しした上生菓子です。きんとんの生地は、宮崎産かぼちゃと山の芋。芯には、大納言から炊き、練り上げた漉し餡が入っています。

8月の料理から  マンゴープリン 黒蜜掛け

 青竹に入れた夏のデザート。

7月の料理から  甘鯛と草餅 青柚子 澄まし汁仕立て

 椀盛り。草餅は、スタッフで蓬を摘みに山に行き、お店の石臼で搗いた蓬餅です。

7月 焼物 朴葉焼き 宮崎牛と砂土原茄子

4月 昼のコース

当館のお料理内容は、おまかせになります。基本は、5品~7品の料理を1品づつお運びいたします。その日に入手した材料を最良に活かしたく、あえて献立を固定せず、お料理内容をお任せいただいておりますことが、当館の特徴です。
重ねて当館を御利用のお客様には献立や趣向が重複せぬよう、仕立て方を変えています。もちろん、お客様のご要望(慶事、仏事の宴など)にはお応えしますので、御予約の際、ご遠慮なくお伝えください。宮崎の郷土料理やお好みの食材にも対応いたします。
お客様にお出ししたお料理の一部を記載いたしました。

料理は こちら から

お軸、花入れ、香炉、灯りに至るまで日本座敷では、いろんな道具を使いますが、それらは自然の風物、年中行事を題材にとった設えが多く、季節に沿って入れ替えるものも少なくありません。
西洋の油絵であれば、一年中同じ名画を飾ることもありますが、座敷では季節にあったお軸を入れ替えるのが一つの楽しみです。
座敷の主役はお客様で、常々、その他の道具はあまり目立たぬようにしております。生来の浅学故に誤り多いことを恐れますが、ほんの少し、燈りのもとで照らしてやりたいと思います。

道具と設えは こちら から

決して広くはありませんが、当館のお部屋は、全室庭に面しています。お食事をしながら、自然を楽しめるよう庭を配しています。大自然の中に住んでいれば、あえて求めることもないのでしょうが、街が都市化するほど、庭の自然を愛おしく感じます。

庭は こちら から

私たちが持つ文化は、日常の中にこそあり、人から人へ伝えてゆく言葉少ないもの。あえて言葉にするものではないとさえ申せましょう。
しかしながら、次の世代に伝える努力を惜しむべきではないと思い始めたのも、滅ぼすには惜しい日本の文化を少し知ったからかもしれません。これはお茶室から見た小さな暦です。

お茶室は こちら から